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無料ネットショップ開設「BASE」のメリット、デメリット
無料ネットショップサービスではイチオシの「BASE」。
年々、出店数も右肩上がりのようで、興味を持たれている方も多いと思います。
今回はそんな「BASE」のメリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 開設が簡単
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BASEがサービスを開始した当初のキャッチコピーは、「30秒で あなただけのネットショップが すべて無料で開設できる」「お母さんも使えるネットショップ作成サービス」でした。実際には、商品を登録したり、特定商取引法に関する表記を記入したり、決済方法を選択したりと、さすがに30秒というのは言い過ぎのような気がしますが、それぐらい簡単に素早く開設ができるのが特徴です。BASEの利用者・店舗は、自ら商品を企画・生産・製造されている方、また自社ブランド立ち上げの一環として利用されている方が「BASE」全体の7割を超えているそうです。これは、商品を企画・生産・製造をされている方が、ものづくりをしながら販売まで対応することができるくらいに開設・運営のハードルが低いサービスということだと思います。
- サポート
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問い合わせフォームからのサポートの他、「リアルタイムチャットサポート」が用意されています。「リアルタイムチャットサポート」は、あまり知られてないかもしれませんが13時〜18時の間なら有人チャットでオペレーターに問い合わせすることができます。その他にも、無料のオンラインセミナーやFacebookでの非公開のコミュニティなどから積極的にサポート支援しています。
- リアル店舗の出店
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以前から不定期でハンドメイド作家向けのイベントで作品販売ができる機会を提供してたBASEですが、2018年6月から丸井グループと資本業務提携により、渋谷マルイ1階に「BASE」の出店店舗なら誰でもレンタル可能な「BASE」常設店舗をオープンするとのことですので、ネットショップとは違う客層の開拓が実現できるようになるかもしれません。
- サービスの向上、アップデートの早さ
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BASEでは機能を拡張するためにAppというサービスがあります。Appは頻繁に更新・改善されていて年々使いやすさが増していると思います。最近のAppのアップデートで驚いたのが2017年8月からの「HTML編集」Appの無料化です。HTMLを編集してネットショップのデザインやレイアウトを自由に変更することができるAppなのですが、それまでは月額980円のAppでした。それが無料になったのです。以前は、BASEで用意されたテンプレートを使用するしかなかったのですが、この「HTML編集」Appの無料化によりHTMLの知識のある方なら自由自在に好きなデザインにカスタマイズできるようになりました。
デメリット
- 集客力が弱い
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アマゾンや楽天のようなモール型のネットショップではモール自体のアクセスが膨大な為、ある程度の集客が見込めますが、それらに比べると独立したウェブサイトは人通りの少ない路地裏にお店を出すようなものですから、ネームバリューや実績がない限りはなかなか集客は見込めません。BASEでは、集客の弱さを補うためにブログサービスやBASE独自のメディア(BASE MAg.)を提供していますが、それだけではなかなか集客を集めるのは難しいので、集客に関しては様々な対策が必要となります。
- 信頼性
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サービスの開始が2012年と他のネットショップサービスに比べて歴史が浅いことや運営母体がベンチャー企業であること、無料というシステムモデルからBASE自体の収益の不安もあり、継続的にサービスが運営されるのかという不安の声もあります。確かにサービス開始当初は収益方法が確立されていなかった、というより無収益のサービスだったようですが、現在は手数料とサービス利用料を設定し収益化を図っているようです。2018年にはショップ開設数が50万店舗を達成し、最近ではテレビCMも放映するなど信頼度も上がってきているように思います。
- 運営者の個人情報「特定商取引法に関する表記」
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ネットショップの開設には「特定商取引法に基づく表記」が義務付けられています。「特定商取引法に基づく表記」には所在地や事業者の名称、電話番号などを記載しないといけません。これはBASEだけではなく、全てのネットショップに義務付けられているのですが、BASEを利用する運営者は、個人での運営が多く屋号や事務所などを持たない運営者も多いと思いますので開設への障壁になっているかと思います。なぜなら、「所在地」には居住地の住所、「事業者の名称」には個人名を記入することになり、サイト上にそれらは公開されるからです。ということは、その気になれば誰でもショップの運営者の名前や住所、電話番号を見れるということになります。広告会社やSEO対策会社の中には「特定商取引法に基づく表記」のページから電話番号を調べて営業をかけている業者もいます。ちなみに「特定商取引法に基づく表記」がきちんと書かれていないと法令違反になるそうです。
BASEのメリット・デメリットのまとめ
フットワークの軽いベンチャー企業が運営母体ですので、デメリットは改善され、メリットは増えていくという傾向のある無料ネットショップサービスだと思います。
なにしろ、無料ですので気軽に登録して試してみるのもいいのではないでしょうか!
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